どれくらい見つめれば この瞳に素顔は映るんだろう
ブログを開設してみた。
私は文章を書くのが上手いわけじゃない、むしろ下手だと思う。それに発信力なんて皆無だ。
今回の件があってから いくつかのブログや文章を見た。
感情的な言葉に刺激されて自分の想いも吐き出している錯覚に陥っていたけど、私自身何も形にしていないことに気づいた。
他人の言葉に自分の気持ちが飲まれてしまいそうで分からなくなりそうで、今は自分の思ってることを素直に形にして残しておきたいと思って、文章にしてみることにした。
(これは完全に自己満足の備忘録)
いつかこの記事を読んで、懐かしく振り返ることができたらそれは幸せなのかな、今はそう思えないけど。
もしかしたらこれが最初で最後の更新になるかもしれない。
2015年11月24日(火)
田口くんがKAT-TUNからの脱退を表明した、あまりに突然だった。
生放送の歌番組。
私はギリギリ彼らの出番に間に合って、テレビの前に腰を下ろしてから数分後 赤いコートを身にまとって四人は出てきた。
高まる私の気持ちと反対に、神妙な面持ちで司会の嵐の櫻井くんから話が切り出された。
(今になって先輩に何をさせているんだと思う悔しい、でも櫻井くん本当にありがとうございました。)
田口くんが口に出した言葉は、もう聞きたくないと思っていた言葉だった。
二年前においてきたはずだと、そう思っていた言葉だった。
それでも私はそのとき、笑ってた。
笑い飛ばしてやろうと咄嗟に体が反応してた、何言ってんの冗談キツイよさすがに怒るよって。だってそんなことおかしい。ありえない。 全く受け入れられなかった。
気づけば亀梨くんがマイクを震える手で握っていて言葉を並べていた。
おかしい、言葉が全く入ってこない。
画面に映る亀梨くんの表情は、もう二度と見たくないと思ってた表情だった(私は彼の笑ってる顔が大好きだ)。
異様な空気から 嘘じゃない、現実なんだと突きつけられたそれでも理解ができない。本当に頭が真っ白だった。
どうか嘘であってほしい。ほら、いつもみたいに笑っておどけてみせてよって心の中で叫んでた。
気づけばステージは終わっていて、悪夢をみてるんだとそう思いたかった。
この人は本当に何を言ってるんだろう、そんな考えがグルグルまわってた。
あれから三日経った、今だに理解が追いついていないのが本音だ。
どうしてこうなったんだろうと、私はまだそこでとどまったままだ。自分でも本当に往生際が悪いと思う。
FC、TV番組、ラジオ番組。各所にメッセージを送っている人達がいるのは知っている。
行動は大事だと分かってる。こんなとこでグズグズ言ってたって意味なんてなくて。
それでも自分自身どんな言葉を彼らに送っていいのか分からない。
ただ私がKAT-TUNが好きだ。 四人が好きなんだ、間違いなく。
グループを残してほしい…? 率直な想いは、四人で居て欲しいそれだけだ。でもそれは叶わない。もう田口くんは決断してしまった。
田口くんがKAT-TUNを離れる理由が分からない、教えて欲しい。ここを離れてまで選ぶものは何なのか知りたい。
いつから、悩んでいたんだろう。じゃないとこのまま受け入れることなんてできないと思う。
だけど、どこかで彼はこのまま去ってしまう気がしてならない。
あーーーー、ほんとに田口くんはずるい。
憎いです。でもそれ以上に好きです。
そう。私は今でも田口くんが好きだ。
田口くんはずっとKAT-TUNで居てくれると思ってた、絶対なんてないと身をもって知っていたはずなのに。
疑いもなく、いつだってKAT-TUNを選んでくれていてそれはこの先だって変わらないと思ってた。
彼には”辞める”という選択肢があることを私はわかっていなかった。悔しい。
田口くんのことを責められたら楽なのに、と思う。
全部田口くんのせいにして 残るメンバーと一緒にすぐ前を向けたら楽なのにそれができない。
私は自分が思っていたよりずっと田口くんが好きなんだ。そのことに今、気づいた。
KAT-TUNを応援してきて10年私は何を見ていたんだろう。
田口くんの記憶を思い返してみると、蘇るのは”笑った顔”だった。
思えば田口くんはいつだって笑ってた。どうしてそんなに笑っていられるの?って不思議に思ったことが何度かあったけど、それは田口くんだからだって片付けていた。
無理をしていたことは本当になかったんだろうか、田口くんは器用な人だと思っていたけど本当は不器用な人なのではないか。
私が田口くんを以前より見るようになったのは4人体制になってからだ。
comeHere横アリ公演終了後に気づけばグッズ列に並び、田口くんのうちわを購入していた。
亀梨くん以外のうちわを購入するのは数えてみたら7年振りだった。
それからずっと田口くんのことを甘やかすようになった。今になって…だ。遅すぎた、彼の魅力に気づくのに。
quarterの初日終演後、一発目に呟いたメンバーの名前は紛れもなく田口くんだった。そう、完全に落ちていた。
それは二日目も変わらず、”田口くんの~、田口くんが~”って田口くんのことばかり。しまいには どうして私は田口担じゃないのか、なんて呟いていた。
そんな時間が私はとっても楽しくて私にとって大切だった。
昔よりもっとずっと田口淳之介という人間を好きになっていた、その感覚が心地良かった。
だからこれからは今まで言えなかった分、それ以上の好きを勝手に叫びたかったし全力で甘やかすんだって決めていた。
それくらい田口くんが好きで、これからが楽しみでしょうがなかった。これから、だったのに。
もう本当に取り戻せないのだと思うと悲しい。
田口くんの大きく笑ってる顔が大好きだ。
やだ、行かないでって言いたい。私まだKAT-TUNの田口くんが好きだって言いたい。
ここじゃこれからの彼の望むものは見せてあげられないのかと思うと情けないし悔しい。
残るメンバーが辛いに決まってる、三人を応援することを考えろよって言われたら何も言えない。
残るメンバーの方が辛いなんてわかっている。それでも私は 田口くんの心配をしてしまう好きだから。
田口くんの笑顔を願っている。本当はずっとここで、笑っていて欲しかった。今でもすがりつきたい。
そんな田口くんがKAT-TUNのこれからを照らしてくれてる気がしていた、いや確かに照らしていた。希望だった。
人は変われる、変わってしまう。
何が彼を変えたんだろう。
「永遠にKAT-TUNでいたい」と言っていた田口くんは、来年の春に居なくなってしまう。
メンバーが「田口〜!!」って言う空間が好きだった、いつでも笑ってくれる田口くんが好きだった。
大きな身体目一杯に豪快に、繊細に踊る田口くんが好きだった。
コンサート会場で優しい笑顔で、端から端まで両手を大きく振ってくれる田口くんを見るのが幸せだった。
もう、失ってしまう。それがいやだ。 いやだいやだいやだ。
今後の彼のビジョンが分からないから決め付けることはできないけど、もう彼の歌って踊る姿を見ることができなくなりそうでこわい。
その間私には何ができるだろう。
沢山好きだって言いたい。目に焼き付けたい。
今まで言えなかった分、そしてこれから言いたかった分。
全部全部投げつけてやりたい。
我が儘いうなら、ここに居てほしい。
私は田口くんをKAT-TUNの華だと言った。
居てくれるだけでいいといった。
違う、必要なんだよ。
田口くんのいない未来が、今はまだ考えられないんだ。
別れが避けられないものなら、それまで私は全力で今の彼らを見つめていたい。
あーーーーーーーもう!!!!!!!!
田口くん大好きだよ!!!!!!!!!
むかつく!!!!!!大好きだ!!!!
どうか、彼の未来を願って背中を押せる日がきますように。